小説
『いたずら電話』 1/4
  毎晩、受話器の向こうから聞こえてくる男性のいやらしい喘ぎ声。 おぞましいいたずら電話のはずなのに、私は胸が熱くなり、狂おしい興奮に声を上げながら、夢中で手と腰を使っていました…。 ”トゥルルルルゥー…トゥルルルゥー…”  お風呂から上がってパックを始めたばかりの私は、突然なり始めた電話に飛びつきました。 「はぁ〜い、も〜しもし…」  たった今マニキュアを落としたばかりの指に握った子機の向こうからは何の反応もありません。一旦耳元から外した受話器をもう一度耳に押しつけて、 「も〜しもし…もしも〜し…」 と繰り返しても、やはり反応もありません。 (たくもう、何かなぁ、これぇ…) と思いながら舌打ちをしたその時、耳に当てた受話器の向こうのそのまた向こうから掠れたような声が聞こえてきたのです。耳を澄ますと、 「はぁはぁ…」 とか、 「ふぅぅぅぅ…」 とか、呻き声のような、それも男性のもののようです。怪訝に思いながら受話器に耳を押し当てていた私は、そのどこか陰湿で秘密めいた声の響きに引き込まれるように耳をそばだてていました。  その掠れた呻き声はだんだん大きく、はっきりとしてきて、粘りつくような呻き声の合間に荒い息づかいが混じり、小さくて意味不明だった声もやがて、 「あぁ…はぁはぁ、、あふぅ……」 といった露骨なものにかわっていきました。 そして、激しい息づかいの合間に聞こえてくる低く掠れた声は明らかに男性のあの時の声です。ようやく、いたずら電話だと気づいた私の耳には、 「くふぅ…っ!いっ!いくぅぅ〜……」 といった切羽詰った、それも喉の奥から絞り出すような甲高い声が聞こえてきました。 (あ〜っ!これ、変態だ!) と思いました。事もあろうに見ず知らずの女性に電話して、あの時の恥ずかしい声を上げているのです。 背筋にゾッと悪寒が走りました。一瞬、どうしたらよいのか分からなくて、ただ気が動転していた私は握っていた受話器を叩きつけるように置いていたのです。  受話器を置いた私はしばらく呆然と立ち尽くし、まるで悪いことでもした時のように誰もいない部屋の中をそっと見回していました。誰からのものだか分からない電話は薄気味が悪くてひどく不安でした。  どこかの変態が当てずっぽうに電話番号を押したのだろうと考えると少しは気が落ちつきましたし、そんな当てずっぽうの電話は二度と掛かってこないはずだと思うようにもしました。でも、胸がドキドキしてなかなか収まりません。おの喉の奥から絞り出すような男性の呻き声が耳元から離れなくて、妖しげな想いに胸が熱くなってくるのです。  その夜はなかなか寝付けませんでした。何故だかわからないけどアソコが熱く火照って自然に濡れてくるんです。何度も寝返りをうっているうちに左手がアソコに伸びてしまいましす。その部分に触るとパンティの真ん中に指を入れて人さし指と薬指の二本の指でアソコの毛とビラビラをかき分けてクリトリスを探りました。
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