小説
『露出ドライブ』 1/3
 私は44歳、妻は41歳、16歳と13歳の子供がいます。あのタクシーでの出来事以来、ローターやバイブなどを通販で購入しプチSMやプチ露出などして楽しんでいました。
そして、あの日から二ヵ月近く経った冬の事、翌日が休みだった事もあり、夕食後しばらくしてからドライブに出掛ける事にしました。しかし、その日の私には、ある企みがありました。
車でしばらく走ると某S市の郊外にあるアダルトショップが見えて来ました。企みの一つ目はここです。
「あそこに入ってみようよ!」
「え〜私も〜?」
「もちろん!」
そう言い車を駐車場に入れ入店しました。中には、SM道具、バイブ、ローター、コスプレ服、ビデオ、ありとあらゆるHグッズがそろっていた。
「凄いわねぇ!」
嫌がっていた妻も興味深々でした。店員とは顔を合わせなくても、商品番号のカードを受け付けに出すと買えるシステムですが他の客とはすれ違ったり同じ場所で商品をみたり、そのたびに妻は顔を伏せ恥ずかしそうにしていました。一通り見て、
「何か欲しいものがあったら買ってあげようか?」
「え〜いいわよ〜」
「なんだぁ、やっぱりあるんだぁ、ほら!行くよ!」
妻の手を引き歩きだす。
「何がほしいの?」
すると妻は立ち止まり、赤いロープを指差した。私は少し驚いた。家ではネクタイなどで軽く手を縛る事はあったが…
「体中を縛られたい?」
妻がうなずく。カードを取り歩きだす。すると、
「…これ…」
黒の太めのバイブを指差した。
「これを入れてみたいんだぁ」
「もう!意地悪!」
バイブは予想していた。そして、最後にピンクのベビードールを選んだ。これも通販のカタログで見てほしそうにしていたので予定通りだった。受け付けにカードを出し、商品を受け取り支払いをすませ車に戻った。私はビンを取出し錠剤を飲むふりをした。
「何?」
「あぁ、これ?ビタミン剤、最近疲れぎみだから」
「おまえも飲めよ、肌も綺麗になるよ、ほら!」
渋々手を出し、三錠飲み干した。これは、知人からもらった睡淫剤?効くか解らないが試してみたかった。これが企みの二つ目だった。
「あっ!そうだ!開けて見ようよ!」
とバイブを取り出した。スイッチを入れると、ウィーンウィーン、ブルブルブルブル!妻が
「凄いわね、これ!」
と言った。それはそうだ、始めに買ったやつは、初心者だからと小さめの可愛いやつだったのだ。そして、ベビードールを見て
「可愛いよね」
最後に赤のロープ。必要な長さが解らず、5Mのやつを買った。妻は黙ったまま見ていた…
「縛られて見たかったんだぁ」
「…うん」
恥じらう妻がいとおしく思えた。
「さぁ、行こう」
車を出そうとした時一台入って来た。車を停め男が一人中に入る。
「…あれ?」
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ!」
と車を出した。
(この男は現在、私たち夫婦のキーマンとなっている)
「おまえ、いろいろ見て感じてんじゃない?」
「…本当はねぇ…店に入る時にはドキドキして…感じてたの…」
「やっぱりそうなんだぁ」
「ねぇ、あなた〜今夜…するの?」
「う〜ん、どうかなぁ〜?疲れてるしなぁ〜」
「…そうなんだぁ…」
私はその気がないふりをした。
「ほらっ!これでも見てたら!」

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