小説
『バースディ』 1/6
 思ったより早くチャイムがなった。みさき。26歳。高校教師。
今日はクラスでも札付きな悪三人が誕生日のプレゼントをもって家にやってくるという。
いつもはやんちゃばかりしてるのにどういう風の吹き回しかしら?
少し不思議に思いつつも、
「いつも言ってる事をやっとわかってくれたのね。私の指導は間違ってはいなかったんだわ。」
そう思うとまんざら悪い気もしなかった。
「はーい、今開けるわ!」
明るく返事を返してドアを開けた。
「先生、こんにちは!」
ドアの前に卓美、良樹、裕也の悪三人が仲良くならんでいる。今日は私服のせいか、心持ち幼く見える。
「寒かったでしょ?さあ入って!」
みさきは三人を部屋に招きいれた。
「ケーキー食べるわよね?」
ソファに三人並んで座り、緊張してるのか、口数が少なかった。
「男の子だから甘いものはだめかしら?」
やさしく話かけてみる。
「いつもは私の言う事なんて聞いてくれたないのに突然誕生日祝い持って伺います、なんて先生おどろいちゃったわ。でもうれしいのよ、ありがとう。」
ぽってりとしたさくら色の唇がほほえむ。
「俺たち、いつも先生に迷惑かけてるから…。心はがりのお礼です。」
裕也が大人っぽい口調で言うのがおかしくてまた少しみさきは笑ってしまった。
「あの…これ少しだけど…。三人で買ったんだ!」
卓美がおずおずと紙袋を差し出した。
「ありがとう!何かしら?あけていいの?」
みさきが尋ねる。
「うん、いいけど先生を驚かしたいから、いいって言うまで目つぶっててくれますか?」
良樹が照れたように言った。
「まあ、かわいい!」
みさきは少し笑いながら静かに目を閉じた。
「もういいかしら?」
みさきが尋ねた。その瞬間、強い力ではがいじめにされた。
みさきは驚いて目を開けた。しかし体は男三人に押さえつけられて動く事ができない。
「何するの!やめなさい、やめなさい!」
叫び続けるみさきの声を無視するかのように三人はみさきをソファーに押しやり、どこに隠していたのか、ロープを取出し両手首を頭の上で結んだ。
「何するの!やめなさい、やめなさいったら!」
みさきの声だけがむなしく響く。さらに三人はミニスカートの脚を大きく開脚してソファーの両手すりに両足をくくりつけた。
「こんなんでいいよな?」
良樹が卓美に尋ねる。
「十分でしょ!」
卓美がにやりとしてたんたんと答えた。
「しっかし、いい乳してるよなぁ。」
裕也がブラウスの上からわしずかみにする。
「やめなさい、やめなさいったら!」
みさきはもう涙目になっている。

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